a long vacation

この長い余暇を生きぬくためのメモ

女性の皆さんのための「男=ちんちん」論について

「何で金を盗んだかって。理由はいくらでも言えるが、全部ウソだ。真実は、俺が悪い人間だからだ。でも、変わろうと思う。これが俺のする最後の悪いことだ。これで終わりにして、まともになり、人生を探そう。ずっと探し求めていた、あんたと同じ人生を。仕事、家族、大きなテレビ、食器洗い機、車、CD、電動缶切り、健康、低コレステロール、歯の保険、住宅ローン、遊び用の服、バッグ、スリーピースのスーツ、DIY、クイズ番組、ジャンク・フード、子ども、公園の散歩、9時から5時、ゴルフ、洗車、セーター選び、家庭的なクリスマス、年金、税控除。平和に生きる、寿命を勘定して。」

 

映画「トレインスポッティング」のラストシーン、地元の仲間たちを裏切って金を盗み、逃亡する主人公レントンのセリフ。彼は薬物中毒者で、劇中の彼の暮らす街は賑やかだが閉塞的だ。ところどころに行き詰まりを感じる。レントンの気持ちはよくわかる、誰しも人生をやり直したい。

 

今日は女性の皆さんに、言いたい。男なんてみんなちんちんだ。ちんちんな男とちんちんでない男がいるのではない。まず大前提として、男はみんなちんちんであり、その中にいいちんちんと悪いちんちんがいるだけだ。

われわれ男は恐らく貴女の想像よりずっと、遥かにちんちんだ。

ほとんどの男は毎日オナニーしている。信じられるか?バイト先のいけ好かない先輩も、中学時代お世話になった先生も、家に帰ればスマホやPCでエロサイトを見ながらせこせこ自分のちんちんをしごいている。ほぼ毎日。そうしないとおかしくなるから。

インスタやLINEで急に理由もないのに話しかけてきたり、何度会話を終わらせても話しかけてくるのは、貴女とセックスしたいからだ。もちろん貴女のことが好きだから話しかけてくる男もいるだろうが、われわれはバカなちんちんなので愛情と性欲の区別がつかない。オナニーしてからでないとつかない。だから「好き=セックス」になる。付き合えなくてもやれればOKだ。しかし、やれなくても付き合えればOKというわけにはいかない。ちんちんだから。好きだからこそ、やりたい。

「中々好きな男が手を出してくれない?」その男が貴女に中々手を出さないのは、単にその男に手を出す勇気がないからであり、セックスがしたくないわけではない。むろん紳士もいるが、それは物わかりのいい、社会性のあるちんちんであるだけで、パンツを脱げばしっかりちんちんだ。

みんな貴女とやりたい。機会があれば。ふたりきりになり、個室に連れ込み、チャンスがあれば、セックスしたい。

これが大多数の男の考えていることだ。

 

女性の皆さんには自衛してほしい。いいちんちんとだけ関わってほしい。

 

それともうひとつ、あえて女性に言わなかったことを話すが、ほとんどの男はどんな状況においても興奮できる。

例えば、貴女がものすごく魅力的な女性だとして、かつものすごく理知的だとして、われわれの興味を惹く話をしてくれるとしよう。

そのとき、われわれが主に考えることは「この人賢いな。話面白いな」ではない。

「やりてえな。太ももエロ!」だ。

もちろん、「この人賢いな。話面白いな」と考えないわけではない。そっちもちゃんと考える。ただ、脳みそに占める思考の割合で言うと「やりてえな」が余裕で勝つ。ボロ勝ちだ。おれの友達は親戚のおじさんの葬式で、喪主を務めた、未亡人となってしまったおじさんの奥様の悲嘆にくれる様子がいかにエロかったかということをおれに熱弁した。彼は葬式でも勃起したらしい。男とはそういう生き物だ。

 

いったんわれわれが性的なものについて考え出すと、それ以外のことは基本頭から吹っ飛んでしまう。だから「男性弁護士が痴漢で逮捕」というニュースを見ても、われわれは別に驚かない。強い弱いの差はあれど、われわれはおしなべてそのような衝動を経験しているからだ。

女性の皆さんからしてみれば、痴漢をすることでその弁護士はいままでつみあげてきたキャリアをすべて失うことになるのに、なんで痴漢なんかするんだろう、となるだろう。理解できないだろう。

しかしわれわれには理解できる。バカだからだ。ちんちんだからだ。ちんちんに脳みそを支配されると、他のことが考えられなくなるのだ。

「友達の彼女に手を出しちゃったよ」とかもそうだ。冷静に考えれば友達の彼女に手を出すなんていけないことだと、頭ではわかっている(そういう倫理観が欠落している人間もいるが)、しかし、ちんちんだから。仕方ない。目の前の女のことしか考えられなくなるのだ。

 

仕方ない。われわれだって本当は女性と建設的な話がしたいが、どうしてもちんちんが勃起してしまう。本当に生まれたときからわれわれはそうなのだ。しかし生きていく上ではそれではダメだから、家で毎日オナニーして、我慢しているわけだ。